LAMY(ラミー) アイオンの万年筆を購入したのでレビュー。シンプルなことは素晴らしい

review-lamy-aion-fountainpen 万年筆・ペン

最近、文房具熱も大人しくしていまして、新しいモノに手を出そうと思っていなかったのですが、たまたま近所の本屋で「LAMY PERFECT BOOK」を見つけてしまったもので…。

一気に物欲が復活です(笑)

今回はその中でも、ジャスパー・モリソンがデザインしたという「Lamy Aion (ラミー アイオン)」が物凄く気になってしまったので、我慢できずに即買いしてしまいました。

シンプルかつ機能的なデザインというだけでも魅力的ですよね。

実物も十分にそのとおりなんですが、少々気になるところもありましたので、ざっくりと「Lamy Aion(ラミー アイオン)」の万年筆についてレビューをしていこうと思います。

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アイオン 万年筆のEF

今回もAmazonからですが、正規品を購入しています。

ブラックとオリーブシルバーの2色展開となっていますが、これまでのラミーはほぼブラックを選んでいることと、手持ちのアイテムが黒を基調として揃っているので、その流れに従ってブラックにしました。

アイオン について

基本的な材質やサイズなどを紹介しておきます。

  • ステンレス(aion 専用)
  • 文字幅:EF/F/M/B
  • カートリッジ/コンバーター両用式(コンバーター別売)
  • キャップタイプ
  • 長さ:約148mm(収納時)/約161mm(筆記時)
  • 最大胴軸径:約13mmφ
  • キャップ径:約14.5mmφ(クリップを除く)
  • 重さ:約33g
  • ボディ&キャップ:アルマイト加工アルミニウム
  • グリップ:サーキュラーブラッシュ加工アルミニウム

こんな感じですね。

とくにポイントなのが、この万年筆のペン先はやや丸みを帯びたアイオン専用のステンレス製であることかと思います。

開封と外観チェック

ではさっそく「ラミー アイオン」を見ていきます。

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と、いうことでいつもどおりの化粧箱。

この数年、ラミーは知名度もどんどん上がっていますし、プレゼントするには最適ですね。

さっと中身を取り出して、「ラミー アイオン」の本体です。

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割と太めの軸で、一番ズングリした部分は、名作「Lamy 2000」に近い感じです。

手元にありますので、ちょっとサイズ感を比較してみます。

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キャップの分で「アイオン」の方が大きく見えますが、本体の軸はやはり「ラミー 2000」と大きく違いはなさそうです。

キャップを外すと、ラミーらしさが顔を出すというか、デザイナーが別なのにシンプルを極めると似通ってくるんですかねぇ。

この丸みが、持ちやすさと書きやすさにつながっています。

あと、キャップのクリップ部分がスプリングによりやや広がるため、厚手のノートカバーに差したりする際にも折れたりする心配が少ないのもポイントです。

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ちなみに重さですが、コンバーター込みの実測値は35gでした。

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本体のみのときより2g増加なので、コンバーターとインク分と考えれば問題なしですね。

そしてこちらがペン先の部分。

確かにちょっと丸みがかったペン先になっていて、ラミーっぽくない感じもあります。

というか、「ラミー サファリ」などのお手頃価格帯とはちょっと違った感じというべきかもしれません。

ちょっと気になったところ

少々気になったところを書いておきますと、本体がアルミニウム仕様なので仕方ないのですが、キャップの取り外し時に、例の金属が擦れる音がたまに出ます。

ただ、グリップ部分がブラッシュ加工されているため、そこまで音が酷いわけではありませんが、よそ見しながらキャップを着けようとして擦れると出ますので、あの音が苦手な方はちょっと心配かもしれません。

あとグリップ部分、ちゃんとブラッシュ加工されているため滑りにくくて良いのですが、汗をかいたときにちょっと滑りそうな感じです。

まあ、気にならない人には大した問題のないことだと思いますが、気になる人は気になるポイントだと思ったのでこの2点だけ。

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ラミー アイオン で試し書き

では続いて、試し書きをしていきます。

私はEFを選んでいますが、書き味は思ったより柔らかく、カリカリ書くという感じとはちょっと違うので、ササッと書くときでもカスレなどはなく、書きやすいと思います。

ペリカンのロイヤルブルーインクでFIELD NOTESに書いています。

しっかりとインクが出てくれるので、下手な紙質のノートだと、EFでも滲むかも。

しっかりとした紙であれば、カスレも滲みもなく、EFらしい細字も書くことが可能です。

どうしても海外のペン先は、国内のものと比べて太くなってしまうのが購入時にネックとなるところですが、「ラミー アイオン」に関しては、国内産より太いものの問題はないと思います。

他のレビューを見ると、Fでも5mm方眼に文字を書き込めるという話もあるようなので、ヌラヌラ加減を考えるとペン先Fの方がバランスが良いのかもしれません。

ただそれでも心配な方は、EFを選ぶ方が無難だと思います。

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まとめ – デザインも使い勝手も抜群

という感じで、「ラミー アイオン」の万年筆(EF)のざっくりレビューでした。

写真で見た感じ、ちょっと太いかなという印象がありましたが、キャップを取れば「ラミー 2000」と大きく違わないサイズ感だったので、あれが気に入っている方であれば「アイオン」も気にいると思います。

とにかくシンプルなデザインだけど、握った感じや書き心地は素晴らしく、ジャスパー・モリソンの哲学が詰まったと言っても過言ではない一本だと思います。

それでいて、お値段は意外とお手頃価格ですので、できる限りシンプルで使い勝手の良い万年筆を探しているのであれば、「ラミー アイオン」も良い一本だと思います。